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当院の大腸内視鏡

大腸がんは遺伝しますか?

下部消化管内視鏡検査すなわち大腸内視鏡検査とは、

肛門から内視鏡を入れて、直腸から盲腸までを観察する検査です。

大腸内視鏡検査で分かる病気とは?

大腸内視鏡検査、いわゆる大腸カメラでは、大腸ポリープや大腸がん、腸炎などを診断するのに非常に有効な検査です。

大腸がんは増えています

大腸がんは食生活の変化や高齢化に伴って増え、今後も患者数は増え続けると予測されております。
大腸がんの発症には、加齢のほか、食事や飲酒、喫煙、運動などの生活環境の影響が強いと考えられております。

大腸がんの発症は40歳代から増加し、60歳代の方に最も多くなっております。
20歳代、30歳代で大腸がんになることはまずはありませんが、大腸がんになりやすい要素として、


・大腸にポリープがある

・家族に大腸がんになった人がいる

・潰瘍性大腸炎、クローン病、その他のがんの既往症がある

などがございますので、一つでも当てはまる方は要注意です。

しかし大腸がんは早期発見・早期治療を行なえば、治療できる病気なってきています。
但し、早期での自覚症状は乏しく、見過ごしがちなのが現状です。
そこで早期発見・早期治療に有効なのが、大腸内視鏡検査などの定期的な検査です。

大腸がんの形

大腸がんは、ポリープから発生するがんと、大腸粘膜から発生するがんのふたつに分けられます。
ポリープは正常な粘膜が隆起したもので、できた最初のころはすべて良性であり、大部分はずっとがんにはならずそのままの状態にあります。
しかし、何らかの理由で一部ががん化することがあり、比較的大きいポリープはがん化する確率が高いことがわかっています。

直接、大腸粘膜ががん化するものは、形は平らで、くぼんでいます(平坦型、陥凹型)。
これらは5mm前後の小さいものが多いですが、小さくても進行がんになりやすいので油断はできません。

早期がんは、がんが粘膜層や粘膜下層にあってまだ筋層に達していないものをいい、この段階ならがんの転移はほとんどありません。
これに対して進行がんは、がんが筋層にまで侵入していて、リンパ層へ転移する可能性が高くなっている状態のものをいいます。


大腸がんを予防するには

大腸ポリープは「がんの芽」といわれています。
大腸ポリープを切除することによって、がんの発生を防ぐことができます。
通常、がんは早期発見が大切で、予防することまでは困難といわれていますが、大腸がんはポリープを発見し、大腸内視鏡で切除することで予防が可能です。


<大腸がん予防の10ポイント>

・大腸がん検査を受けましょう

・糖尿病を予防しましょう

・飲酒を控えましょう

・タバコを止めましょう

・食物繊維を摂りましょう

・肉中心の食生活をやめましょう

・肥満防止に努めましょう

・ビタミンB6を摂りましょう※

・日光に当たりましょう

・身体を動かしましょう


※ビタミンB6はかつお、まぐろなどの魚類、レバー、肉などに多く含まれています。

また、果実ではバナナに1本(100g)に0.38mgと比較的多く含まれています。

当院の大腸内視鏡検査の特徴

柔らかい大腸カメラを用いて、苦痛の少ない検査に努めております。
当院の大腸内視鏡検査は受診される患者様の負担が軽く、大腸ポリープ・大腸がんの診断に非常に有効です。
鎮静剤は使用しないことが多く、検査説明終了後すぐに帰宅できるなど、患者様の身体に優しい検査を心がけております。
ただし、患者さまが鎮静剤の使用をご希望されたり、他の医療施設での大腸内視鏡検査で“つらかった 痛かった”などの既往がある場合には、適宜鎮静剤の使用も行いますので、その時はぜひご相談ください。


[苦痛の少ない炭酸ガスを使用した大腸内視鏡検査]
従来の大腸内視鏡検査では大腸管腔内に空気が充満し、検査中や検査後に腹部膨満感や苦痛がみられました。
そこで当院では炭酸ガスによる大腸内視鏡検査を行っております。
炭酸ガスは空気に比べて極めて生体吸収性に優れ(空気のおおよそ200倍)、内視鏡観察時に拡張した管腔を速やかに収縮させ、検査中・検査後の苦痛を大幅に軽減することが出来ます。

いつから大腸内視鏡検査を受けた方がいいですか?

大腸がんは早期なら、内視鏡で治療できることが多いのですが、一般に自覚症状がありません。
40歳を過ぎたら、1度は大腸内視鏡検査を受けて、無症状の時に大腸がんを発見することが非常に重要です。

どんな症状の場合に大腸内視鏡検査を受けた方がいいですか?

次のような症状が続く場合は、大腸内視鏡検査を受診されることをお勧めします。


・お腹にしこりを感じる

・お腹がはった感じがする

・体重が急に減った

・便に血や粘液が混じる

・便通が異常になった(急に下痢や便秘が増えたなど)

・お腹が痛む

・下痢と便秘を繰り返す

・便が細くなった

・排便の回数が増えた、排便後もすっきりしない

※特に血便、便通異常、腹痛は大腸疾患の3大症状といわれております。

大腸内視鏡検査を受ける際の注意事項

大腸内視鏡検査を行なうには、大腸の中を空にしなければなりません。
検査当日は2リットルの洗腸下剤を飲み、数回以上の排便後、便汁がほぼ透明になって、初めて検査が可能になります。 つまり検査は準備を含めて、1日がかりとお考え下さい。
※検査時に大腸の動きを抑える注射することがありますので、ご自身で運転(自転車・自動車・バイク)して来院することは避けてください。


<検査前日>

朝食、昼食は消化の良いものにしてください。

・夕食は午後7時までにうどん又はおかゆを食べてください。

・午後8時にラキソデートという下剤1本全量をコップ1杯の水に薄めて飲んでください。

その後の水分は積極的に摂取してください。


<お食事・お飲み物についての注意事項>
【食べ物】
海藻類、ひじき、きのこ類、果物(リンゴ、バナナは可)、こんにゃくなど消化の悪いものは食べないで下さい。(検査時に便が残ります)
【飲み物】
水、お茶、ウーロン茶、紅茶、コーヒー、スポーツドリンクは可。
アルコール類と牛乳は飲んではいけません。水分を多く摂るほど、腸の中がきれいになります。
時間にこだわらず、検査開始まで十分に水分を摂取ください

大腸内視鏡検査の流れ

1. 朝食から検査終了まで絶食です。水分(水・お湯・スポーツドリンクのみ可)は積極的にとってください。

(来院までに最低コップ2杯分の水分はとってください)


2. 午前中に2時間程度かけて、洗腸剤(約2リットル)をお飲みください。

心臓、血圧、喘息などの常用薬は、家を出る前に内服してください。

血糖降下剤、インスリンは食事がとれないので、検査当日は中止してください。

抗凝固剤(ワーファリン、ペルジピン、バイアスピン、バファリンなど)は医師に相談の上、中止してください。


3. 大腸内視鏡検査を行ないます。 概ね20分程度に検査は終了します。

大腸ポリープの切除を行なう場合には、数にもよりますが大体30分~40分程度で終了します。


<お願い>
1:金属のアクセサリーは検査時に外してもらいますので、なるべく身に着けてこうないようにお願い致します。
2:ポリープ切除後は、約1週間アルコール、刺激物摂取(香辛料など)、スポーツ(ゴルフ、テニスなど)、ご旅行が禁止になります。


<大腸内視鏡検査についての注意事項>
検査時には、腸の緊張を取るブスコパン(不整脈、前立腺肥大、緑内障、の方には使用不可)あるいはグルカゴン注射の実施、緊張の強い方には、時に鎮静剤を使用することもあります。
ポリープや癌のある場合、組織検査の為に組織の一部をとったり、周囲粘膜を含め病変を一括して内視鏡的に切除(ポリペクトミー、粘膜切除術)することがあります。 近年、大腸ポリープ発見率が非常に増えております。
小さいものはその場で内視鏡的に焼いて摂ることもあります。(ポリペクトミー)
摂った後は最低1週間、禁酒、香辛料禁、スポーツ禁、旅行禁となりますので、よくご考慮のうえ、検査を受けてください。


<大腸ポリペクトミーとは?>

大腸ポリープとは大腸にイボ状のできものができる病気ですが、大部分は良性であり今すぐ体に害を及ぼすことはありません。しかし放っておくと徐々に大きくなって出血をおこすことがあります。
また、最近では大腸ポリープは前ガン病変と考えられており発見された場合、大腸ガンになる前にこれを除去する必要があります。
現在では、内視鏡を用いて大腸ポリープを切除することが可能になっています。
このような治療法を内視鏡的ポリペクトミーといいます。


大腸ポリープ切除後の注意点

食事制限の為に、低血糖になっています。また洗腸下剤のために脱水症状になっています。
帰宅される前に甘いものや水分を補給してください。
次のようなことに注意して日常生活を送ってください。


<食事>
治療当日はお粥・うどんなどの消化の良いものを食べてください。
2~3日は刺激物、脂っこいものは控えてください。

<アルコール>
1週間は飲まないで下さい。

<入浴>
2~3日は長風呂を避けて、シャワー程度に留めてください。

<運動>
ジョギングやゴルフ、水泳などの腹圧のかかる強い運動は1週間程度控えてください。